"遊学の森"通信 田中 正治
●"遊学の森"通信 No.1 2003年12月22日
12月18日田中/阿部宅に、最近鴨川市街地にCAFE "anuenue"(ハ
ワイ語で虹に
意味)を
OPENした、伊藤さんと横山君ともう一人(名前を忘れた)、それに自然王国系のフュー
チ
ャーズClubの代表・斎藤君と中川君、それにトージバネットワークの
代表・渡辺君、それに
また笹谷窯の
陶工・杉山さんが来られ
て、南房総のおもしろい人たちのネットワーク作り
に花が咲きました。
anuenueの伊藤さんたちは(三人とも20歳代)、春に環境のイベントを企画しています。特
にbeach clean(海岸清掃)に関心があるようです。というのはお二人ともサーファーのよう
なのです。
自然王国の研修生・三尾君もサーファーで、17日、anuenueに連れて行ってもらったのが、
ご縁というわけでした。
桑原さんもサーファーなので(21日桑原さん宅を訪問した時わかったのです)、なぜかサー
ファーネットワークが広がりそうですね。
鴨川市街に行かれた折にはぜひ、anuenueをよろしく!
HPをご覧ください。
http://www.anuenue-backpackers-herbs.org/
●"遊学の森"通信 No.2 2003年12月22日
12月19日(土)、朝から陶工・杉山さん、都市・山村往還生活の木下さん、フューチャーズ
Clubの斎藤君と中川君、トージバネットワークの渡辺君と私で棚田の草刈を行いました。
佐藤(整体師)さんは急患が入り、中村さんは、突き指をして、来られませんでした。
杉山さんと木下さんはもうベテランの部類で、草刈機の扱い方も手馴れたもの。斎藤君
も草刈機を扱える!自然王国での研修の賜物か!
それに、数日前に桑原さんが、20%ほど草刈をやっておいてくれました。
ところで、田んぼの中までくずのつるが入り込んでいるのには驚きました。
3年もほおっておいたんだもんね。10年たつとジャングル!って本当だ。
渡辺君、中川君と僕はあぜの草刈。皆さんお疲れ様でした。
昼ごはん兼ミニ宴会になり、なぜか会議にならなかったよう(^^)。
阿部さんにはおさんどんをさせてしまいました。すみません(^^;)。
一回では草刈は終わらないことがわかったので、新年になって再度、草刈イベントをやり
ましょう、ということで了解しました。
12月19日夕方20歳代の女性2人が到着。齊藤さんは画家志望。境田さんは鍼灸師志望
でなかなかしっかりしている感じ。2人ともフューチャーズClubのイベントに以前参加した
のがご縁。夜は阿部さんも参加してゆっくりした時間が持てました。
20日は、齊藤さん、境田さん、阿部さんと僕で上の棚田的林?の登り道を切り開きました。
どんどんと上っていくと棚田が6枚くらいあります。
●"遊学の森"通信 No.3 2004年1月7日
新春のお慶びを申し上げます。
と改まりましたが、これからですね寒さは。この寒さを吹っ飛ばすぞ!と2月21日(土)遊学
の森トラスト棚田の例の草刈をやりましょう。
現在草刈参加予定は、杉山さん、桑原さん、木下さん、佐藤さん、阿部さん、田中です。
参加ご希望の方は自由参加です。どうぞ。
1) 日時:2004年2月21日(土)朝9時から12時
2) 集合:朝9時 田中/阿部宅
3) 昼食後、準備会(今後の計画、会員募集など)+雑談
●"遊学の森"通信 No.4 2004年1月7日
新年明けましておめでとうございます
「遊学の森」の件ですが、郵便局の振込み口座を開こうとしたところ、規約が必要とのこ
とでしたので、規約の草案を作ってみました。
*趣旨、活動内容、会員資格、運営方法、会計報告、代表者、事務所の住所、電話等。
代表者は以前の準備会で決めていたせんでしたが、この際、田中が立候補(^^)します。
いないと口座が出来ませんので。よろしく。
1月12日までに、ご意見ください。異議がなければ、これで郵便局に届けでます。
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遊学の森トラストの規約
2004年1月
1) テーマは、"里山空間を楽しみ、つくる"です。
2) 棚田約300坪と林(約300坪)をトラスト(信託)します。
3) トラストは、1口・\5000/年×20家族会員=\100000/年
4) \100000は、もみ代、農機具代、通信費、材料費、運営費などに使用します。
5) 収穫されたお米は、会員が平等に分配します。
6) 棚田は、"不耕起栽培"などです。レンゲも植えます。
7) 林は、昆虫、水生動物、生態系の観察、蛍、かぶと虫の成育、池作り、魚を育てるな
ど子供が体験できるようにします。その他色々活用できます。
8) このグループの名前は、"遊学の森トラスト"と呼びます。
9) 世話人会を中心に運営します。
10) 世話人会は、自薦、他薦で自由参加OKです。
11) 年一回会計報告をします。
12) 代表者は、田中正治です。
13) 事務所は、千葉県鴨川市平塚字大沢2502(田中/阿部宅)に置きます。
14) 電話/FAX番号は、0470-98-0350(田中/阿部)です。
●"遊学の森"通信 No.5 2004年1月15日
「遊学の森トラスト」の規約ですが、異論がありませんでしたので、以下の規約を郵便局
の振り替え口座開設のために使います。
口座が開設されたら、会員募集のお知らせをします。
(*以下割愛)
●"遊学の森"通信 No.6 -遊学の森トラスト会員募集- 2004年2月1日
「遊学の森トラストの規約」が郵便局で了解され、「遊学の森トラスト」の郵便振替口座が
取れましたので、トラスト会員の募集を開始します。
会員応募の方は、2004年度年会費:\5000を振り込んでください。
(*以下割愛)
●"遊学の森"通信 No.7 2004年2月9日
こんにちは
遊学の森トラストの棚田の草刈をぼちぼちやろうということで
1) 日時:2004年2月21日(日)
2) 集合:朝9時 田中/阿部宅
3) 準備:農作業スタイル、
4) 作業:9時-12時
5) 昼食:ご一緒に
6) 準備会・交流会:食後
*この間、僕は、休みの日に、棚田の上の林(8枚の棚田が隠れている)の手入れをして
います。なぜかとても充実感があり、満足なのであります。
●"遊学の森"通信 No.8 2004年2月22日
*2月21日(土)の草刈り
昨日(2月21日)、遊学の森棚田の草刈と野焼きをやりました。
杉山さん、木下さん、小熊さん、小林さん、田中が参加。
杉山さんは、鴨川の金束で笹谷窯という穴窯を使った陶芸を主催する芸術家。木下さん
は、金土日と鴨川に来ている里山往還スタイル。
小熊さんは、千倉の山の中で皆で小屋を建て、しいたけ、なめたけを栽培、炭焼きをして、
田んぼを約8反(2400坪)、畑3反(900坪)を友人になった農家から借用して、3年後の定
年退職ごの完全移住に向けて着々と準備中。炭、塩、蜂蜜で生活しようという計画のよう
です。
小林さんは、スペインのなんとか?というおいしいお菓子?を房総の名物にしようという夢
を持って、南房総移住を計画中。
遊学の森トラストの棚田は、3年間休耕していたので草がけっこう生えていて、草刈機で刈
った後は、野焼き一面、煙と火の田んぼ。田んぼの脇では切り払った枝を薪にして、塩も
作りました。塩作りは初めて経験したのですが、鍋に海水を入れ、火で海水を蒸発させる
だけ。
4-5時間でそこに塩の結晶が出来てしまいます。単純といえば単純。
出来上がった塩は、参加者で5等分。
昼ごろまでに草刈と野焼きを終え、腹をすかせて、田中/阿部宅でビールで乾杯と昼食。
小熊さんのマルチライフスタイルにひとしきり花を咲かせて、皆で、杉山さんの笹谷窯を訪
問。
*次回の遊学の森トラストの農作業は:
1) 日時:3月13日(土)、朝9時-12時
2) 集合:朝9時田中/阿部宅
3) 作業:水路作り(棚田(300坪)の上に8枚のミニ棚田(300坪)が林
状態であります。水の流れが何本か無秩序にありますので。うまく水が
流れるように水路をつくります。)
●"遊学の森"通信 No.9 -ホタル- 2004年3月10日
"遊学の森"の林になっている棚田の中に"ホタル"を増やそうという話が出てきています。
3月13日(土)朝9時から、棚田の水路を作る作業をしますが、ホタルを増やすためには、
うまく水の流れを作ることが大切なようです。
一番上に杉林があり、その下からミニ棚田が8枚あります。一番下は大きな棚田でここで
稲を植えようと話し合っています。
ミニ棚田(1)(2)(3)をホタルの生息地にしたらどうかと、思います。
ホタルはきれいな水とカワニナというちっちゃな貝をえさとしますので、カワニナが棲息す
る条件=藻が必要で、藻を繁殖させるためには、光合成のための太陽光線が大切です。
つまり、きれいな水と日当たりが良いことが条件のようです。
ホタルを増やすための技術は吉田さんという研究者が協力してくださいます。
実はこの遊学の森の2キロ先に最終処分場建設の
話が、起こっていてそれは加茂川の
源流なのです。「未来たち学
校」という環境の講座で市民にこの問題に関心を広げようと
いうことと同時に、ホタルを加茂川の上流にどんどん増やし、最終処分場の毒物でホタル
を殺すな!とアピールをしようという狙いもあるわけなのです。
まあ、そんなわけで、ホタルプロジェクトをやりませんか。
関心のある方は3月12日田中/阿部宅においでください。
長狭街道沿いの、安房屋(コンビニ)と大山亭(食堂)の角の信号を88号を南へ1500メー
トル、右に赤い箱がある家です。
来られる時は長靴か雨靴、軍手を。
(写真)
●"遊学の森"通信 No.10 2004年3月26日
*遊学の森次回の農作業は・・・を予定しています。
1) 日時:4月24日(土)朝9時-12時
2) 集合:朝9時 田中/阿部宅集合
3) 水路とあぜの整理(棚田に水をためる準備)
*長靴、軍手などを準備してください。
*6月に不耕起での田植えをします。それまでに棚田に水をためます。
*東京から参加できる方、歓迎。前日から宿泊可です。
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*前回3月13日の農作業は、水路堀りで・・・・・、
*陶芸家の杉山さん、中村さんご一家、八田さん、神沢さん(ホタル培養の専門家吉田さん
の友人)、田中、阿部が参加。
(写真)
●"遊学の森"通信 No.11 2004年4月26日
4月24日、遊学の森トラスト棚田の溝堀作業をしました。
参加者は桑原さん、中村さんご一家3人、杉山さん、真山さん、大石さん、田中でした。
神田さんは、田中/阿部宅の近くまでこられたようですが、携帯電話を紛失されて引き返
されました。
災難でしたね。
*田植えまでを、どういう方法で準備しようか?ということになりまして、
1) 不耕起栽培は、変えないでいこう。
2) 24日は、"クロぬり"(水が漏れないようにアゼを塗る作業)の準備のために、溝を掘る。
3) 5月、田の中の草刈。
4) 6月、田の草刈→クロぬり→田に水いれ
5) 7月初旬? 田植え
まあ、だいたいこんな感じでやろうということになりました。
田への水入れは、ポンプを買い、一気に水を入れる。ポンプは多分3万円くらいで、ガソリ
ン代もたぶん3万円くらい。
現在、トラスト参加は14口=\70000なので、それで買うことになります。
ご了解くださいますよう、お願いします。
20口が目標ですので、後、6口募集です。参加されそうな方が友人でおられたら、誘ってみ
てください。よろしく。
(写真)
●"遊学の森"通信 No.12 2004年4月26日
*5月の農作業の予定ですが、5月15日(土)でどうでしょうか。
何人かの方と相談しまた僕のスケジュールも15日しか開いていない状態で・・・・・。よろしく。
5月15日(土) 朝9時 田中/阿部宅集合
作業は多分、田の草刈り、水路整備、林の枝打ちかな?
朝9時-12時まで。昼食皆で。
前日、泊まりたい方は、田中/阿部まで、ご連絡ください。
*6月は、6月19日(土)を予定しています。
朝9時 田中/阿部宅集合
作業は、田の草刈、クロぬり、ポンプで水入れになりそう。
●"遊学の森"通信 No.13 2004年4月29日
今日(4月28日)、鴨川自然王国・元理事の福井さん(農家)と遊学の森の棚田のことを話し
たところ、"うん、なるほど" というような意見を聞きました。
1) 揚水ポンプ(川から水をくみ上げる)は、たぶん3万円くらいで、川からポンプまでの硬い
ホースがいること。また、ポンプから棚田までのやわらかいホースがいること。ガソリン代
は馬鹿にならない。なんだかんだで10万円近くかかるかもしれない。
2) くろぬり(水が漏れないようにあぜに他の土をぬること)をしっかりしなければならず、そ
れでも素人がやるのだから、水は漏れると思ったほうが良い。
水が漏れると、楊水は、多分、何回もやらねばならないだろう。
3) 恒常的に水を確保するためには、上の林になった8枚の棚田からうまくパイプで水を引
き、少しづついつも水が入ってくる状態にする。これが結局安上がりで、確実な方法かもし
れない。
4) 水を満たす前に、苗を植えるところをあらかじめ、鍬で10センチほど起こしておく。そうし
た上で、苗を植える。そうしないと、水を張ったにしても、土はカチカチで、苗を植えることは
硬くて出来ないだろう。
5) つまり、作業順序としては、揚水ポンプを使わず、草刈→水路(パイプ敷設)→鍬で10セ
ンチ耕す→クロぬり→田植え→水を満たす。(福井案)
*この福井案では、上の棚田の水を、パイプでうまく下の棚田に引き込むことがポイント。
福井案でやる場合、パイプ敷設を5月15日の作業の時にやってはどうでしょうか。
●"遊学の森"通信 No.14 2004年5月18日
5月15日(土)朝から、棚田への水路づくりでした。
参加者は山下さん、杉山さん、神田さん、大石さん、田中でした。
上の棚田8枚(ほとんど林)から流れてくる水を、うまく一番下の棚田に引こうというわけです。
"確か、前つくっていた人が水を引いたパイプがあったよな〜。確かに見たよ"
と杉山さん。
僕も依然見たことがありました。確実に。
"わからないな〜。この辺にしようか"
との杉山さんの提案で、土手をきり始めました。重粘土なので穴掘りは、けっこう体力がいり
ますね〜。
どんどん掘っていくと、なんと以前誰かが使っていた水路用パイプが、土中から見つかったじゃ
ありませんか!
杉山さんの見事な感の冴えに、"ええ〜!"と一同、感心のうなりでした。
そういえば、杉山さんは、縄文土器の発掘職人やってたんですよね。
隣の棚田に水がどんどん入ってくる!
水路をせきとめ、その水をパイプで土手を越えて、棚田に入れる作戦成功!
16日と17日の朝、僕は棚田に水がたまっているかな、とクロと散歩がてらに見回りにいきま
した。だいぶたまっている! でも、川への排水溝からも少し水が出ています。粘土で穴埋めを
しましたが、ザリガニチャンか野ねずみチャンかいたちチャンかはしらねど、水止めのいたち
ごっこを当分やるんでしょうね〜。
15日、参加者でどういう栽培方法にするかを話し合ったのですが、一番下の棚田の水がたま
りやすいところは、水稲で、たまりにくいところは、陸稲(おかぼ、水なしで稲を育てる方法)で
いこう、ということになりました。
そこで、16日水稲と陸稲の境界に溝を掘ってみました。さしあたり5mくらいでSTOP。重粘土
で今日はここまでという感じ。
でも、重粘土って、お米の味は、おいしいんですって。
この地域(長狭)の米は、江戸時代から、将軍家への献上米として有名で、この米余りの時代
に、長狭米は、いくら作っても売り先に困らないとのこと。
でも、このことは僕らの棚田に当てはまるかどうかは、保障できませんけど(^^;)。
(写真)
●"遊学の森"通信 No.15 2004年5月18日
次回の農作業ですが・・・5月15日の昼食の時、6月12日にやろうということになりました。
1)日時: 6月12日(土)朝9時〜昼食
2)集合: 朝9時 田中/阿部宅
3)農作業:クロ塗り(水が漏れないようにあぜの内側に粘土をぬる)
*田植えは、7月3日を予定しています。
*それはそうと、昨日(16日)、近くの大山不動尊で「護摩講」がありました。めずらしい物
見たさに、行って来ました。大山不動尊は、密教の寺で、雨乞いの神社との神仏習合なん
ですね。二つの宗教がミックスされていて、別に違和感を感じないのが、おもしろいですね。
この辺の棚田は、ほとんど、天からの雨にのみ頼っているんです。"日照りの時にはおろお
ろし・・・・"なので、この辺の神社はほとんど全部雨乞い神社のようです。どのくらいご利益
があったかわかりませんが、とにかく雨が降らなかったら、それこそ食べる物がなくなるの
ですから、神さんでも仏さんにでも、なんにでも頼んでしまおうよ、というところだったのでしょ
うね。
僕らの棚田も、梅雨が明ければ、そんな心境になるんじゃないかな〜。
多分。
●"遊学の森"通信 No.16 (6月19日草刈+田植え)
2004年5月23日
ほとんど毎朝、クロの散歩に、トラスト棚田に行っています。
クロは、順調に回復しています。大丈夫のようです。
前回5月15日に作った田圃への水路からは順調に、水が入ってきています。かなり水がたま
りました。
ところで、今日、苗を作ってもらっている杉山さんと話したのですが、苗の生育状況からする
と、当初7月3日と計画していた田植えは、早めなければならなくなりました。
6月19日(土)頃が、適切とのことです。
したがって、6月19日、朝9時から草刈をし、午後田植えをしませんか。
●"遊学の森"通信 No.17 2004年6月3日
先日、「遊学の森棚田」の向こう側で、棚田を耕作している近所の農家・山之内さんが、農業
委員会の用事で来られた折、"遊学の森棚田"が話題になりました。
「遊学の森の棚田」は、ここ3〜4年耕作放棄状態だったのですが、その前は、乳牛農家が、
イネを植え、モミがならない葉っぱの時期に刈り取り、牛の餌にしていたのです。
当時もすでにそうだったようですが、田圃の底から水が漏れていたようです。
田圃の底には上から30〜60cmところに厚さ30cmほどの硬板という、粘土の硬い層があり、
それで田圃の水が、下に漏れないようになっているのです。その硬板は、常時耕作していな
いと、乾燥したりして、ヒビが入ってしまい、底から水が漏れるのだそうです。
一旦、硬板にヒビが入ると、プロの百姓でも3〜4年は、硬板作りで、稲作りは無理と、言われ
ているようです。
僕達は、クロぬりといって、田圃の脇を粘土で塗れば水は漏れないだろうと思っていたのです
が、そんなに甘くはなかったようです。確かに、この間、もう梅雨のような状態が続いていて、
雨はけっこう降っていたのですが、思ったほど水はたまっていませんでした。
そういう状況を、杉山さんに相談した結果、次のような意見になりました。
1) 今年は、遊学の森での"稲作り"は、あきらめる。
2) 代わりに、夏、大豆を栽培する。冬、麦を栽培する。大豆から手づくり豆腐、麦から手づくり
うどん、パンをつくる。
3) そのために、側溝(田圃の中で水が流れる溝)を堀り、水を流し、田圃を乾燥させ、大豆の
種をまける状態をつくる。
4) 大豆の種は、千葉県の在来種「小糸在来」(友人の渡辺さんから買う)
5) なお、田植え体験として、杉山さんが借りている2畝(60坪)のミニ棚田で田植えする。
(ただ田植え体験のみ)
6) 6月19日の遊学の森作業日には、
・ミニ棚田での田植え体験。
・遊学の森棚田での、側溝堀り。
・昼食
・参加者の意見交換
*感想
・田植えや稲刈り経験は、子供の頃を含めて、けっこうあるのですが、それは手伝いで、自分
が主体的にやったわけではなく、まあ、"おいしいとこ取り"をしていたんだな〜という感じです。
下準備をしなければ何事もうまくいかないのは当たり前で、試行錯誤をしながら、経験を積み、
ちょっとづつ知恵を身につけていきたい。
自然相手の作業で、お天気、水、土と相談しながら、あっちこっちと頭をぶつけながらやってい
くしかないんだな〜と実感しています。"何事も勉強"と昔、親父が言っていましたが、そうなん
ですね。
そんなわけで、今年は"挑戦の第一歩"、というところでしょうか。
もし、皆さんに、大きな異論がなければ、毎日朝早く起きて、側溝堀りをやろうかな、と思ってい
ます。
別の名案(迷案!)があればお知らせください。
早朝1時間ほど、田圃で肉体労働をすると、やったという気分で、体が軽くなります。これはやみ
つきになりそう(^^)。
●"遊学の森"通信 No.18 2004年6月3日
次回の農作業は、6月19日ですが、その頃、例年は、蛍の季節です。
僕のところから歩いて15分くらいの田圃に、毎年蛍が群生します。
夜8時ごろ、懐中電灯をもっていき、光を点滅させると、仲間と思ってか、近くの林から、蛍が集
まってきます。ちょっとした幻想的光景です。
蛍を楽しみたい方は、前日6月18日夕方までに拙宅においでください。
あるいは、6月19日の農作業のあと、夜蛍を見てもいいですね。
その晩泊まりたい方は、どうぞ。
19日の数日前になったら、今年も蛍が見られるかどうか、お知らせします。